ちまた(巷)のニュース> 生物科学

エチゼンクラゲの行動がだいぶわかってきだした

海の生物の行動を人工衛星で観測する。まさに宇宙の時代である。
2006年2月3日の読売新聞によると、日本海の巨大くらげ「エチゼンクラゲ」の海中での動きが、独立行政法人・水産総合研究センター(横浜市)の調査で明らかになった。
調査によると、エチゼンクラゲは、日中は水深10メートル前後の比較的浅い所を遊泳し、夜間は水深40メートル前後まで潜行することが分かったという。移動距離は24日間で最長250キロ・メートルだった。

調査は石川県沖で行われ、エチゼンクラゲ4匹に水深などが記録される電子標識を取り付けた。約3週間後、電子標識は自動的にクラゲから切り離されて海面に浮上、人工衛星で測定データを読み込んで地上に送信して解析した。

エチゼンクラゲは、カサの大きさが約1メートル、触手も含めた体長は大人の背丈ほどもある巨大クラゲである。毎年、日本海側で大量発生して、定置網にかかるなど沿岸漁業に大きな被害を与えている。最近では、北海道積丹沿岸や太平洋側の登別沖、石巻沿岸などにも現れて漁業被害をもたらしている。
クラゲ料理として食材利用することも研究されている。

Category: 生物科学